学長裁量プロジェクト「世界に一冊だけの私のノート」企画では、11月中旬にJR八幡駅前で開催された『けやきマルシェ』に試作品を出展したところです(当公式サイトで概報)。ブースを訪れた方からは大変な好評をいただき、この試作品をもってデザイン・体裁とも完成としました。ここから製造委託先のよしみ工産で本格製造に入ってもらうことになりますが、それに先立つ12月20日、今回のデザインにおいて一番のポイントとなる小倉織の表紙に関して、素材提供元の㈱小倉織縞縞さんを表敬訪問しました。
▲左端が窪田代表取締役、中央が藤松君、右端が松元シニア・マネージャー▲
当日は代表取締役の窪田秀樹さんと営業部シニアマネージャーの松元由樹さんにご対応いただき、ここまでの経緯を説明すると共に、当社製造の生地を用いることについてご協力をお願いしたものです。席上、小倉織りを使った様ざまな製品についてレクチャーを受け、さらに本企画の次年度以降の進め方についても有意なアドバイスをいただきました。チームのメンバーの1人、藤松マサヤくん(地域経済学科/村上ゼミ2年生)は「表紙に小倉織の生地を用いることの歴史的意意義について理解できました。ノートに限らず様ざまな製品に生地を用いることで地域貢献に努めていきたいです」と話しています。
▲今回、ノートの表紙に採用した生地(SDGs ライト)▲
なお、今回採用した生地は「#129 SDGs Light」です。SDGsでは17の世界的目標にはそれぞれ色が象徴的に用いられていますが、ピンバッチなどがそうであるように色環になっていることが多いです。それに対し、この生地では17色で縞が描かれています。これは色の並びも国連の決めたままになっていて、「志を全うする心意気を軽やかに持ちたい」との思いが込められています。
(文責:現代ビジネス学部 教授 村上真理)