聞き書きボランティア『平野塾』が本学図書館へ『平和への遺言 ~戦時下を生きた人々の記録~』を献本


令和5年3月10日、平野市民センターを拠点に活動する市民グループ、聞き書きボランティア『平野塾』より本学図書館へ、戦争体験者からの聞き書きによる証言集『平和への遺言 ~戦時下を生きた人々の記録~』が献本されました。
この証言集の聞き書きに応じた方の半数は90代、また、明治・大正生まれの方の手記もご家族からの提供により掲載されています。
さらに、これまで出会うことのなかった小倉陸軍造兵廠の学徒動員の方や、戦後、進駐軍幹部の家でメイドを経験された方などの貴重な体験談も収録されています。

今年、発足から9年目を迎えた平野塾では、これまで八幡大空襲の証言集『あの日、1945.8.8 八幡で何が起こったか』第1集・第2集、『戦争体験を次世代に語り継ぐ ~聞き書きによる74年目の記録~』の3冊を発行してきました。代表の出來谷通保さんは「ぜひ多くの方に読んでいただき、未来を考えるヒントになることを願っています」と話しておられます。
本学の図書館では専用書架を設置し、地域の方々が作成・発行に携わられた文献や冊子を置いていますので、ぜひ手に取ってご覧ください。
【文責:現代ビジネス学部長 村上真理】