高大連携


本学では、北九州・八幡を中心とする近隣地域の高等学校等の教育機関と連携し、北九州地域活性化と教育の質的向上を目標に、様々なふれあいと学習の機会を提供する高大連携事業に取り組んでいます。
高大教育連携の受講生に対しては、次の目標を掲げています。
1.地元の高校生が、地元の大学で学び地元で就職すること、すなわち地域活性化を促進する。
2.高校生に大学の教室で、大学教員と協力学生と共に学ぶことは「質の高い教育」の提供を受けることとなるため、生徒の学習意欲の向上が図られ、また、大学における教育力の向上にも寄与できる。
3.高校での学びの意義について深く考えるきっかけづくりとして、活用することができる。

 

【2022年度連携事例のご紹介】

■福岡県立若松高等学校

 

3年生を対象とした小論文講座を実施。
テーマに沿って、自ら考え、意見をまとめ、言葉にするという思考力と表現力を培う講義。
グループワークも交え他者の考え方から視野や知識を広げることも学ぶ。
[講師:法学部法律学科 教授 松本幸一]

 

■福岡県立門司大翔館高校

 

テーマ:SDGsの意義

全1年生130名を対象として「スポーツ×SDGs」の事例紹介を中心に実施。
知らないから知る、知って、考え、行動すること、そして小さな、身近なことでも、考え方や視点を変えることで自らの視野が広がり、SGDsを自分事として考える、捉える発想を学ぶ機会とした。
受講生たちは皆熱心にメモを取り、大学生の探求の深さや思考の柔軟性、考動力に深い興味関心を持つことができた。
受講生からは、
「「SDGs 」という言葉は知っていたが、国の問題で難しく、自分たちには関係ないと思っていた。
スポーツやサッカーでSDGsを達成できるとは思っていなかったため、自分たちにでもできるとこがたくさんあるかもしれないと気づくことが出来た。」
などの感想が聞かれ、今後の高校生活や日常に気づきと変化をもたらす学びとなった。

[講師:現代ビジネス学部地域経済学科 准教授 木下温子]