学部長メッセージ


時代は、目まぐるしく変化しています。社会のさまざまな分野で、“想定外”の事態が起き、既存のマニュアルでは対処できない問題が発生しています。その問題を解決するツールとなるもの、それが法律です。
国家や社会はどうあるべきか。人はどう生きるべきか。法学は、こうした理念に支えられています。それを探究するなかで身につく論理的思考力と課題解決力。それこそ、いま企業が大卒人材に求めている実践力です。法学が「パンのための学問」と呼ばれる理由もここにあります。
「パンのための」とは「食べるため」、つまり「生きていく手段に直結する学問」ということ。つまり、将来どのような業界のどんな職業に就いても役立つ万能の武器、それが法学なのです。
しかし、私たちが伝えたいのは、単なるスキルではありません。学生の未来に直結しながら、なおそれを超えた“法の真髄”です。自分を生かすだけでなく、自らの所属する企業や組織を輝かせる。地域に新しい活力を与える。そして、社会にあるべきビジョンを提示していく。そんなチャレンジ精神に燃える若い個性を、私たちは全力でサポートします。

法学部長 姜 信一